松谷寺及び佐介文庫阯(matugatani-ji-ato) の 石碑文の説明


 ☆ 松谷寺及び佐介文庫阯の石碑文はこの様に語り伝えております。・・・

   昭和五年、金沢文庫に伝えられていた仏教書の奥書から「佐介文庫」の存在が見出されて、
   明らかになった。

   佐介文庫は、「松谷(まつがや)文庫」 又は 「佐介松谷文庫」 とも言われている。

   金沢文庫とほぼ同時代の創設と推察出きるが、 創設者・所在位置・規模・存続期間等については、
   詳らかではない。

   然し おそらく 北条氏の一族である 佐介氏が、その邸内に寺院と文庫とを創設し、
   その名を寺院と文庫名に当てたものだろう。

   現代は此の地の辺りを「松ケ枝」 又は 「松ケ谷」と伝承あるところから
   「松谷(しょうこく)寺」「佐介(さすけ)文庫」は共に此の付近に存在しただろうと推定することが出きる。


          昭和十五年三月 建
                                     鎌 倉 町 青 年 団




松谷(しょうこく)寺

松谷(まつがや)文庫