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平成3年7月1日〜11月30日の約5カ月間、永福寺跡の庭園の南限と推定される地帯であり、池の範囲を主眼とする調査である。
調査区のほぼ中央では、大小の景石を密集させた南北約10M・東西約5Mの弧状の島を検出(左側写真参照)。これは発掘調査開始
以前から築山状に小高くなっていた箇所で、「中の島」と俗に言われていた所である。
また、調査区東端に露出している俗称「畠山石」(右側写真参照)も寺造営時のものと考えられる地業で根がためされている立石がある
ことが判った。 《「鎌倉考古」NO.21号 (調査員;菊川 泉 ) 写真&著 による 》 |