宇津宮辻子幕府旧跡 (utunomia-tugi-bakufu-kiuseki) の 歴 史

鎌倉幕府は初め、大蔵にあったが、嘉禄元年(1225年)7月11日に 尼将軍 北條政子が逝去した時、
幕府の位置を他の場所に移そうと言う意見が出た。
三代執権 北 條 泰 時  は 叔父 北條時房 (二代執権 北條時政 の弟) 等と協議した結果、
嘉禄元年(1225年)11月にこの地への幕府の屋敷の移転を決定した。
同年 12月に四代 将軍 藤 原 頼 経 が移り住む。

 それ以後、嘉禄二年(1236年)に 頼経 が若宮大路幕府 に移るまで、十二年間、政治の中心となった。